いろいろなことについて考えています。
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マガジン9条に突っ込み〜その3〜
さて今週もやってまいりました、マガジン9条に突っ込み。
シリーズも第3回目になります。
このエントリをするときだけはこういうキャラですので・・・
だって、マガジン9条の突っ込みコーナーの人がこんな感じなんだもん。
・・・お気長にお付き合いいただければと思います^^;

今回の突っ込みの対象は、
この人に聞きたいの
松本侑子さんに聞いた(その2)になります。
このインタビューのまさに当日発表された、自民党による「新憲法草案」。
9条は、1項は現行のまま、2項を大きく改訂して
自衛権と自衛軍の保持を明記するという内容に。
この「改正」が実現した場合、
私たちが暮らす社会はどんなふうに変わってしまうのか?

こうしたテーマでインタビューが行われたそうなのですが、
さて、どのような内容だったのか、突っ込みながら見ていきましょう。

誰が軍隊に入るのか
今は「軍隊」ではなく「自衛隊」ですから、入隊志願者がいますが、
自衛「軍」になって国際協力の名のもとで外国へ行く可能性が出てくると、
入隊者の数は減るはずです。
そうすると、どうやって軍に入る若い人たちを確保するのでしょうか。
その点を、改憲派も護憲派も具体的に考えるべきです。

これはあくまでも想像の範囲を出ません。
杉山隆男さんの自衛隊を描いたルポルタージュ"兵士に聞け"では、
国際貢献を果たしたいという名誉的な面に加え、
金銭的な面でも自衛隊内でPKOに参加を希望する隊員が多いことが、
少々醜い内実も含めて、リアルなタッチで描かれています。
また、"国際協力に貢献する自衛軍"というキャッチフレーズは、
自衛軍のイメージアップには最適で、むしろ入隊希望者の数は増えると思われます。
現在の自衛隊員は"やりがい"を求めているといっても過言ではありません。
ただそれは戦争を遂行するという意味合いより、
PKOなどの国際貢献に力を尽くす、
震災や台風などの甚大な災害の際に救助や復興に当たる、
といった見た目にもわかりやすい"やりがい"にシフトしていっているように感じます。
だからといって、日ごろの訓練は怠らない。
そういう日陰者で真面目・・・ってのが今の自衛隊の姿だと思いますし、
またそれが自衛軍へと名前が変わったところでたいした変化もないでしょう。
詳しいところは、杉山隆男さんの"兵士に聞け"を読んでみてください。
自衛隊の内情がよくわかると思いますよ。
元自衛官のわたしの父親もオススメの一冊です(笑)

そうですね。マイケル・ムーア監督の映画『華氏9.11』を見ましたが、
アメリカでは定職のない多くの有色人種の若者が生活のために兵士となり、イラクで亡くなっています。
日本の場合は、働いていない「ニート」と呼ばれる
60万人とも80万人とも言われる若者たちを
軍隊へ吸収する可能性もあるのではないかと危惧しています。
今の日本の経済を考えると、無職の若者のために受け皿となる職を作るのも限界があり、
「遊んでる若者はけしからん、年金も健康保険も払っていない!」という世論もありますから、
そうした声をとりこんで、あっという間にシステムができる恐れもあります。

アメリカと日本を比べるのはちょっと筋違いかなと。
今回のイラク戦争でアメリカ人の兵士の中に有色人種の人々が多数見られたのは、
永住権は保持していてもアメリカの市民権を持っていない人々が、
約20万人の兵士のうち4万人近くいて、
入隊することにより市民権を得ることができることからです。
このことの是非についてはあると思いますが、一概に日本とアメリカを比較するのは、
しかも日本のニートと比べることは明らかにおかしいことです。
日本のニートの場合は働けるのに働かない、軍隊に行くくらいなら楽な職場で。
アメリカの場合は、働きたいのに職がない、だから軍隊に。
この違いはかなりあると思いますよ。
松本さんは、徴兵制にお話をもっていきたいところだったのでしょうが、
さすがに無理があると、わたしは感じました。

また、軍隊ができると、「男は男らしく」という主張が必ず出てきますね。
男の茶髪、長髪はけしからんとか、男のおしゃれは軟弱だと、雄々しさを重視する。

これも変な話で、現実に軍隊のあるイギリスでは、
16歳以上の同性カップルに異性間夫婦と同等の権利を認める法律が12月21日に施行され、
この時期必ずかかる、ラストクリスマスを歌っていたWHAM!のジョージマイケルが、
同性結婚するというニュースがありました(笑)
あとエルトンジョンもだったかな。
ここまでいくと、ほんとにすごい飛躍ですよね^^;

ただし、憲法には男女平等の条文がありますから、
これから人口が減って兵士が不足すると、女性兵士も海外へ出ていくでしょう。
今もイラクへ女性の自衛隊員も行っているはずです。
「うちは娘だから安心だ」という時代ではなくなるとと思います。

松本さんは男女同権、ジェンダーフリーを否定する考え方だそうです。
うちは娘だから安心だ・・・という台詞は、女性は戦争に行かなくてもいい・・・
女性は特別な存在なんだ、ということを言っている。
同じ憲法9条を護る側の辻元清美さんあたりから、激しい批難がきそうですね(笑)

それから軍隊ができると、軍にまつわるさまざまなことが国家機密になります。
軍事予算の詳細、どの民間企業がかかわっているか、など。
戦争中の国家は、ありとあらゆる情報を防衛機密として非公開にします。

そうかもしれませんね。
でも今は戦争中ではありませんのでご安心をしてください。
その次の天気予報のくだりにいたっては、
今は世界中の国々が気象衛星、軍事衛星を打ち上げています。
いまさら日本がお天気の情報を統制しようがしまいがあまり関係がないわけです。
わたしもあまりいえませんが、
軍事音痴の方が軍事っぽいことを語るとおかしいことになる典型ですね。
もう少し、情緒的に訴えたほうがよろしいかと思います。

今でも、改憲というと「右翼」だと罵られたり、
護憲というと「アカ」「左翼」と決めつけられたりして、
多様な意見を議論することが難しくなっている。
言論よりも、力や威嚇の風潮が広まっている危惧があります。

ほんと、わたしに対してネット右翼だとレッテルを貼られた方々、よくここを読んでくださいね(笑)
わたしのブログでは自由な言論を標榜しておりますので、
そうしたレッテル貼り行為はいたしません。
護憲派の方も自由に参加してみてくださいね^^

学校の卒業式でも、君が代を歌いたくない人は歌わない、歌いたい人は歌う。
日の丸を揚げたいと思うクラスは揚げる、揚げたくないクラスは揚げない。
それが思想信条の自由なんです。どちらがいいのでも、悪いのでもない。
多様な考えが保障されなければなりません。
しかしその自由が今、抑圧されてきているのを実感します。

その自由と我儘をはきちがえてきたのが今の日本だと思うんです。
あくまでも国旗、国歌といわず君が代、日の丸って言い張る松本さんがかわいらしくすら思えますが、
国旗を掲げ国歌を歌うというのは、めんどくさいので省略しますが、国際社会では当たり前のことです。
完全に私立の学校で国から何の援助も受けていないというのであれば、
どのような教育をしようがそれは勝手なのですが、
公立の学校や、国から補助金を受けている私立の学校であれば、
慣習として、そういうことを教えるべきでしょう。
まぁ、それがおかしいと思う方々もいると思いますので、それはそれで思想信条の自由だと思います。
では、現在、国旗、国歌について生徒が反対している学校、クラスで、
きちんと国旗国歌について教えられているかどうかというと、わたしは疑問なんですね。
教師が両論で教えるのではなく、日の丸は戦争の旗だ、
君が代は戦争の歌だ・・・だなんて教えているんじゃないですか?
わたしの知る限りはそうです(笑)

武器の輸出禁止は、自衛軍ができればおそらく撤廃されるのではないかと心配しています。
日本の企業は世界中に幅広い販売ルートを持っていますから、世界中の国々へ売られることでしょう。
私は、日本の優れた技術が、
人を殺す武器の製造に利用されることは、あってはならないと思います。

ほんとわたしも人にいえるほどではないのですが、軍事音痴もここにきわまれり、です。
日本の武器は正直、高いです(笑)
今現在紛争中の国では買うことができないと思います。
また性能的にも実戦で使われた裏づけが無いため、信頼性があるかどうかすらわからない。
ついでに言えば、何故自衛軍ができたら武器の輸出禁止が撤廃されるかどうかの理由がわからない。
これも松本さんの印象、でしかありません。
また、武器の共有は集団的な安全保障の推進という側面も持ちますので、
一概に否定すべきことでもありません。
中国が最大の保有国である地雷や、小銃などの安価で誰でも人が殺せる武器は禁輸すべきでしょう。
(つか、日本の改憲を非難する前に中国の地雷の輸出を非難すべきでは?)
航空機や戦車といったものについていえば、一考の余地はあるでしょう。
ただいかんせん日本のそれは高いので買うところがあるとおもえませんがね^^;

自衛軍ができると、日本の軍備は増強されるでしょう。

だからその理由はなんなんだろうと(笑)
根拠が無いのにそういうことを言ってはいけません。
それを嘘、っていうんですよ(笑)

これは当然、ロシア、中国、北朝鮮を刺激して、東アジアの緊張を高めます。
悪くすると、日本自身が火種になる可能性がある。

よしんば、日本の軍備が増強されたとしましょう。
では現在飛躍的に軍にお金をかけている中国は?北朝鮮は?
なるほど、中国の軍備の増強はいい増強で日本の増強は悪い増強だと、そういうことなんでしょう。

「軍隊は持つけれど、平和主義は守ります」と日本が言っても、周辺国は信用しないでしょう。
なぜなら日本は、9条を持っていながらイラクに自衛隊を派遣した「実績」があります。
つまり、「日本は憲法を守らない国ですよ」と、世界中にPRしてしまったようなものです。

これはむしろ、日本は憲法9条で戦力の不保持を謳っているのに、
自衛隊という戦力、いうなれば軍隊を何故持っているの?っと、
不審な目で見られているというほうが正しいのではないでしょうか。
9条を持っていながらイラクに派遣することがおかしいのではなくて、その前段階。
9条を持っていながら自衛隊を保持していることのほうがおかしいのではと、わたしは思います。

改憲=戦争ということではなく、軍ができると私たちの市民生活は、どう変わるのか?
誰が軍隊に入るのか? それは自分の子どもや孫なのか?
あるいは軍の基地はどこに置くのか? アジアとの関係はどうなるのか? 
もっと現実的に考えるべきだと思うのです。

わたしもそう思っています。
でも、改憲=戦争というレッテルを貼っているのは他でもない松本さんではないのでしょうか。
わたしがここまで突っ込んできたことは、根拠のない、改憲=戦争のレッテルそのものです。
また、自分の子供や孫なのか?っと、軍隊に入ることをネガティブな文脈で紹介していますが、
それを選択するのは、本人で、日本には職業選択の自由があります。
自衛軍に入るのも自由、入らないのも自由です。
一見、両論併記のようにも見えるものの、結局は改憲すると戦争になるぞっていう印象を植えつける文章で、
軍備や武器などについて批判するのであれば、
もう少しそのことについての本や、サイトに目を通すべきではないのでしょうか。
これはわたしにもいえることで、軍事についての知識をもっと増やさなければ、
なかなかお話できないよなーって思っています。
松本さんも、一緒にがんばりましょうね(笑)


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